仮設トイレの選び方と対策10選！業界プロが教える使い勝手と安全性

仮設トイレは、屋外作業や災害時のトイレとして利用されることが多い。しかし、種類が多く目的に応じた選び方や対策が必要となる。業界プロが教える、仮設トイレの選び方や安全性を向上させるための対策について説明する。

簡易水洗式の仮設トイレは、工事不要で簡単で手軽に設置できるが洗水用の給水と汲み取りが必要になる。本水洗式は汲み取り不要だが、設置時に給排水工事や浄化槽などの工事が必要になり、設置場所が限られる。バイオトイレは、バイオチップに含まれる微生物が人間の排泄物を水と炭酸ガスに分解する為、汲み取り不要で環境に優しい仮設トイレ。このように多くの種類の仮設トイレがある為、目的や設置場所を考慮して適切なタイプを選ぶことが重要だ。

施工現場では、利用者が安心して使用できるようにトイレの清掃や消臭が必要だ。また、災害時には衛生的な環境を維持するために、消毒など感染症対策を行うことが重要だ。BSKは抗菌仕様の仮設トイレを取扱している。

近年、多様なニーズに応えるために、機能性が高くなっている。車椅子対応や子ども用の便座、洗面台、手洗い場など、使い勝手に配慮した機能が増えている。特に災害時には、上下水道も商用電気も不要な完全循環型水洗トイレも登場している。

室内や屋外、公共スペースや個人の敷地など、設置場所によって特徴が異なる。また、季節によっても使用状況が変化するため、防寒や暑さ対策が必要になる場合もある。設置場所に応じて、適切なタイプや対策を考慮することが重要だ。

仮設トイレは、設置や運搬にも注意が必要だ。設置場所が狭い場合や重量物を運ぶ場合は、クレーン車やハシゴ車などを利用することがある。また、トイレ本体の脱着が必要な場合もあるため、スムーズに作業できるように工夫することが大事だ。

高齢化社会や身体障害者の増加に伴い、バリアフリー対応の仮設トイレが必要とされるようになっている。車椅子対応のトイレ床面や便器高さ、手すり、非常ボタンなど、細かく対策が必要となる。

トイレのメンテナンスも重要だ。使用者がスムーズに使用できるように、トイレットペーパーの補充や清掃、などが必要だ。また、排泄物や紙くずなどが詰まった場合のトラブルにも対処する必要がある。

長期間使用されると、トイレ内部でカビや菌が発生することがある。そのため、定期的な消毒や清掃、通気性の確保が重要だ。また、火災や盗難などのトラブルにも対応するため、保安性に配慮することが必要だ。

仮設トイレは、使用する場所や目的によって適切なタイプを選んだ上で、運搬や設置、メンテナンスにも気を配る必要がある。安全性やバリアフリー対応、多様な機能性にも配慮し、使い勝手と快適性を向上させることが大切だ。